京都市中京区の鍼灸院
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合掌に始まり、合掌に終わる

それは昔のCMに・・・

数十年前のお仏壇会社のCMのセリフに、

「おててのシワとシワとを合わせて幸せ〜、な〜む〜」

というフレーズがありました。

 

 

 

 

当時の私は子供だったので、ダジャレかな〜位にしか考えてなかったのですが、

今はこの言葉の意味が少し分かるようになりました。

そう、手と手をあわせると呼吸が深まり「心の安らぎ」を感じるからです。

陰陽と合掌

東洋医学では、全てのものは陰と陽に分けられると考えられており、

左は陽、右は陰に分けられます。

 

合掌することで、左右の陰陽が交わり「氣の交流」が生まれます。

おそらく、氣が手・腕・体躯をグルグルと巡る結果、身体のつかえたものが取れて心の安らぎが生まれるのではないでしょうか。

合掌の方法はとても簡単

肩・腕・手の力を抜いて、両手を隙間なく密着させるだけ。

 

一つだけコツがあります。

 

それは、呼吸。

 

合掌の間、一呼吸する。

ゆったり吸って、ゆっくり吐く。

 

たったこれだけで、自然と気持ちが落ち着き穏やかになり、

一つ一つの行動に、「一区切り」が生まれ、気持ちの明確な「切り替え」ができます。

《 合掌で始まり、合掌で終わる 》

何かを始める前と終了したときに合掌する習慣をおすすめします。

 

例えば、

起床・就寝時、トイレの使用前後、自転車や車の運転前後、学校や会社の到着時と終了時、

パソコンや携帯を使用する前後、人と会う前と別れてから、服や装飾品を着脱するとき、

体調がすぐれないとき、不安なとき、治療や手術を受けるとき、等々。

 

その際、ちょっと語りかけるのもおすすめです。

 

始まりは、「どうぞ宜しくお願いします。」

終わりは「どうもありがとうございました。」

特にオススメなのが「食事」です

ちょっと長めの合掌で、食事前に料理を見ながら色々と思い浮かべる。

「このお米はどこで育ってどんな人が育ててくれたんだろう。この魚はオスかな?メスかな?どこを泳いでいたんだろう。どういうルートでここまで運ばれてきたんかな?・・・」

 

合掌しながら色々想像すると、様々な偶然が重なり合ってここにある目の前の料理がとてもありがたく思えてきます。

その思いが、その食事の消化と吸収を増大させる力となり、その人の生命力をアップさせるでしょう。

 

 

毎日続けていくと何かが変わるはず。

 

 

何かに気付くはず。

 

 

もし現在大病を患っている方は、心の赴くまま合掌をし続けてみてください。

 

 

でも、人の体ってホント不思議ですな〜♪・

 

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