心
「オノマトペ」でウキウキワクワク人生を!
①「心」が健康に与える影響力は圧倒的!
これがセルフケア各項目の一番目に「心」を記した理由です。
「心」が周りの全てを創造しているという研究者もいるほどです。
イヤなことを想像したり緊張したりするとお腹が痛む、怒って腹が立つと血が頭に昇る。
恐怖のあまり足がすくむ・・・。
「心」が「体」に与える影響を感じた経験は誰にでもあると思います。
腰痛の原因が「怒り」だったり、緊張しやすい人が「過敏性大腸炎」にかかったり。
認知症の原因が「現実逃避」だったり。ストレスが万病の元だったり・・・。
病気の原因の主体は「心」にあると言えます。
病気をしっかり治したいなら、「自らの心」を改めることが最も大切であると考えます。
② ◯◯の感情を抱き続けることが病気を生み出す
さて質問です。
この◯◯にどんな言葉が入ると思われますか?
答えは、「恐れ」という感情だと私は考えます。
病気への恐れ、治療への恐れ、人間関係への恐れ、他人からの評価に対する恐れ、失敗への恐れ、貧しさへの恐れ、事故への恐れ、戦争への恐れ、生活基盤を失う恐れ、生への恐れ、老いへの恐れ、死への恐れ・・・。
人は常に何らかの恐れを抱いています。全ての恐れから解放されて生きている人はおそらく誰もいないでしょう。それほど身近な感情とも言えます。
ただし、人生で1度や2度この感情を持っただけでは身体への変化はおそらく何も起こらないでしょう。この感情が何度も繰り返し生まれることで、恐れが現実となり最終的に病いなどの良くない結果を引き寄せてしまいます。
ではなぜ人はこのような感情を持ってしまうのでしょうか?
その理由は、「恐れ」の感情によってリスクを回避できるからです。
人は生きて行く上で色々な経験をしていきます。その中で身の危険を感じたり、恐怖心に襲われたりしたときには強烈な記憶が残ります。二度と同じような辛い経験をしないよう、また自己の生命を守るためにその経験を生かしながらいかにリスクを回避し安全に生きて行くかを考えながら生きています。
よって「恐れ」はリスク回避に必要な感情とも言えます。
しかし、その感情が過剰に生み出された場合がとても問題です。体にとってマイナスの要素を生み出す原因となってしまいます。
②なぜ?いつも同じ思考パターンにハマってしまうのか
根本的な思考の方向性は、特に以下に述べる3つの要素から決まると考えられます。
◯過去の印象深い経験
◯胎児〜幼少期における両親等、身近な人からの影響
◯生まれ持った性分
つまり、お母さんの胎内に命が宿ってから3〜5年ほどで大方の思考パターンは出来上がっていると言えるでしょう。この思考の方向性はそう簡単には変えることはできません。この時期に受けた影響を本人がどう思いどう捉えたか、その思考パターンは繰り返されるのです。
成長するたびに繰り返される思考パターンが、ますます「その人そのもの」となり、齢を重ねるたびにそれは実際に積み重なっていきます。
軒下に置いてある石に凹みができているのを見たことはあるでしょうか?
または、履いているどの靴底を見ても摩耗する箇所がいつも同じだったり。
軒から落ちた雫はただの水の粒でしかありません。
それが何年何十年もかけて同じ一点に集中して落ち続けることで、硬い石に凹みを作ってしまうのです。
靴底の摩耗も、その人の歩行時の癖が同じ箇所に負担をかけ何万歩何百万歩と繰り返すことで摩耗という結果を生み出すのです。
雫は繰り返し一点に落ち続ける、それはやがて石に穴を開けてしまう。
思考は繰り返される、それはやがて病いを生み出す・・・。
③巷にあふれる自己啓発本は役に立たない!
悩みがあったり自信が無くなったりしたときには、解決するために誰かに相談したり本を読んだりされると思います。
本屋に行けば悩みが解決できそうな自己啓発本が数多く出版され、今日では立派なコーナーが出来ています。あなたも一度は読まれたことがあるかもしれません。
そこにある本の背表紙を見ると、例えば「これで成功する55の法則」や「自分や人をもっと愛そう」や「感謝が人生を成功に導く」・・・などの文言が書かれています。
一見もっともそうな内容ではありますが、そもそも何十の法則なんて数が多すぎて適切な場面でその都度有効な教えを思い出してそれを実践するなんて不可能ではないでしょうか。そんな高度な思考ができるぐらいなら最初から悩まないよ!って言いたくなります。
また人に相談したとしても、その時には納得したりスッキリしたりできるかも知れませんが、しばらくすると以前と同じような考えが心の中から再びふつふつと蘇ってきて、元の木阿弥になる経験がおありではないでしょうか?
特に自己啓発やアドバイスで一番の問題点は、読んだり聞いたりして会得したと思っている「愛する」や「感謝する」などの「言葉・キーワード」は、なかなか「身に付きにくい」ということです。
なぜなら、まず言葉は左脳で意味を理解し、それが脳梁を通り右脳で感情を生み、そしてようやく心の変化や行動へのエネルギーとなる極めて面倒な流れだということです。
そのため思考に時間がかかってしまい表現するタイミングを逃してしまいますし、元々左脳に持っている否定的な感情がどうしても介入しがちなため、せっかくのポジティブな言葉が掻き消される可能性が大です。
④東洋医学が訴える、過度な感情の弊害
東洋医学では、心と体の関係を既に解き明かしています。
肝=怒、心=喜、脾=思、肺=悲、腎=恐
このように各臓が支配している感情があります。尤も、少しの感情であれば体への影響は無いのですが、過ぎた感情は臓を破ると言われ「精氣の虚」として病いの根本原因となります。
②で述べた「恐れ」の感情は腎に悪影響を与え、それ以外にも、「怒り」は肝「はしゃぎ過ぎ」は心「思い煩い」は脾(膵)「悲しみ」は肺にという風に、感情過多はそれぞれの臓に病いを引き寄せてしまいます。
このような感情を持ち続ける習慣は健康のために変える必要があります。
「心」とは読んで字の如く「コロコロ変わりやすいもの」とも言えます。
でもそれはあくまでも表面的なもので、心の奥深くに根付いているものは微動だにしません。この根本部分を変えていき、病気の原因となる偏った思考を変える方法は果たしてあるのでしょうか?
それが、これからご紹介する「◯◯◯◯◯」です。
⑤いつも「生き生き、湧く湧く」生きる方法!
そこで、いよいよ本題。「オノマトペ」の登場です!
「オノマトペ」とはフランス語でいわゆる「ドカーン」「ズンズン」「ワクワク」など、音や動き・感情を表す擬音語や擬態語のことです。
これらの言葉は「直接右脳に働きかける」ため、瞬時に心のエネルギー補充になるのです。この言葉を口に出したり、心の中で唱えることで、「心」が良い方向へ大きく変わるはず!
では早速やってみましょう^^
朝起きづらいときには、背伸びをしながら「イキイキ」
もっとインパクトをつけると「イッキイキ!」
イヤなことがあっても、笑顔で「ニッコニコ!」「ワッハッハ!」
人と仲良くなりたいときには、相手を見つめながら「ドッキドキ!」
初めてで緊張するときには、上を見上げて「ワックワク!」
病気・痛みがある箇所には、そこを擦りながら「サッラサラ!」「キッラキラ!」
お化粧のノリが悪いときには、肌を擦って「ツッヤツヤ!」
若返りには、大の字に体を伸ばして「ピッカピカ!」
いかがでしょう?
オノマトペを毎日何十回、何百回、何万回と繰り返すことで、心が上向きに変わりそうな気がしませんか?
あの頃の無邪気な心に戻ってリセットする。
そして喜びに溢れた人生をリボーン(再構築)する。
それは、病気知らずの体を引き寄せる大きな力となるはずです!
是非とも何千、何万回!とお試しください。